2.種類別対策 面接官は何を見ている?
それでは次に、種類別の対策ポイントと面接官が何を意識して皆さんの評価をしているかをお伝えします。
●抽象的テーマ型
前提条件を整えてから意見を交換するように意識しましょう。
(例) 20年後に消える職業の中で最もインパクトの大きなものは何か?
→インパクトの定義をチーム内で決めるところから開始。
★面接官に見られているポイント
・見られているのは「結果」ではなく「過程」
・人柄重視
●課題解決型
定義づけ→現状分析を行ったうえで議論を開始することが大切です。
アイデアはチーム内で出しきってから収束するように意識しましょう。
(例)百貨店の売上を伸ばすには?
→どこの百貨店のいつの売上をどう伸ばす?(定義づけ)を考えてから、伸び悩んでいるのはなぜ?(現状分析)を考える。その後に現状を改善するためのアイデアをチーム内で議論しましょう。
収束させる際は、その施策によって与えられる効果の大きさと実現可能性を鑑みた【優先順位付け】を忘れずに!
★面接官に見られているポイント
・納得させられる結論(論理的に導き出した結論)を出すことができているか。
●資料分析型
前提確認→現状分析→原因特定→アイデア出し→アイデア吟味→結論というプロセスを外さずに議論しましょう。
データを根拠に数字ベースで話すことを意識すれば評価は上がります。
(例)インドネシアでの都市開発事業でどのパートナーと組むべきか?
★面接官に見られているポイント
・見られているのは人柄<能力。論理的思考力、仮設構築力などが十分に備わっているかどうか。
●ディベート型
それぞれの立場が明確であるため、主張の押し付け合いにならないよう注意しましょう。
議論の冒頭にチーム全体で判断の基準を設定することが重要です。
その際、自分の立場に優位な基準設定をすることができれば尚良いでしょう。
(例)自分の部活に多くの部費を配分せよ。
→与えられた立場が「部員は少ないが有望な選手がいる野球部」だった場合、判断の基準を「学校の知名度をあげるかどうか」に設定をします。
そうすると、「野球というスポーツそのものに知名度がある」「有望な選手が活躍することで学校の知名度が上がる可能性がある」という論理を作ることができます。
★面接官に見られているポイント
・チームで判断基準を明確にし、その基準に沿った建設的な議論ができているか。