企業側が選考基準で最も重視しているものは何だと思いますか？

所属大学のレベル？

学生時代にリーダー経験があること？

はたまた専門的なスキルでしょうか？

実は、企業が最も重視しているのは「人柄」です。

ビジネスの場において、その人の人柄が問題を解決する場面は非常に多いです。

即戦力になれるかどうか、入社後のポテンシャルが感じられるかどうかも重要ですが、「一緒に働きたいと思えるかどうか」はそれ以上に重視されます。

(1) 自身の魅力を理解する

人物面接では人柄を最も評価されるため、自分自身の魅力がどこにあるのかを理解しておく必要があります。

元気いっぱいな明るい性格、ユーモアがある、気遣いができるなど、魅力は人によって様々です。

友人や家族の力を借りて自己分析を深め、面接ではその魅力を面接官に伝えられるようにしましょう。

(2) 必ずしも「優等生」な回答をしなくていい

就活を進めていると「苦手な人はいますか？という質問には、いませんと答えた方がいい」のような、情報が耳に入ってくるかもしれません。

しかし、テンプレート的な優等生回答では、あなたの人柄を伝えることはできません。

借りてきた言葉ではなくあなたの言葉で、あなたの人柄をうまく伝えられるような回答をするようにしましょう。

(3) 正直に答える

誠実さ、素直さは高く評価されます。

「本心とは違うことを話した方が都合が良い」

「話を盛った方がエピソードにインパクトが生まれる」

と思うかもしれませんが

何かを取り繕っている人と、全てを正直にさらけ出す人では話し方に差が出てきます。

正直に話すことで、話の端々からあなたの人柄が面接官に伝わるようになります。

では、どうすれば自身の魅力が伝わるような受け答えができるのでしょうか？

以下で、質問に対する回答例を用意したので、詳しく見ていきましょう。

質問例：「あなたは友人からどのような人だと言われますか？」

面接で投げかけられる質問には必ず意図があります。

この質問の場合「外向きの態度ではなく、素を出せる友人の前でどのような姿を見せるか」を知ることが質問の意図でしょう。

つまり、あなたの普段の人柄を問われていると解釈できます。

回答例：

「意外と熱いよね」と言われることが多いです。

穏やかな性格なので、一見内気で消極的だと思われがちです。

しかし大学のダンスサークルでは、文化祭のステージを成功させたいという強い責任感から、全体練習では誰よりも率先しても声を出して盛り上げました。

このように目標達成のために率先してリーダーシップを取る姿を見て、周囲からは「意外と熱いよね」とよく言われます。

上述したように、自分自身のアピールポイントとなる人柄をまず理解しておくことが、回答する際に大前提となるポイントです。

この回答の場合は、「責任感が強く集団の中においても周囲を引っ張ることができる」ことがアピールしたい強みです。

そのため、この強み・人柄がよく表れているエピソードを選び、あなたの人柄の補足説明として付け加えます。

エピソードの選択も受け答えも問題なくできているという方は、
面接官の注意を引けるような「フック」を交えて回答してみるのもいいでしょう。

この回答では、自身の人柄を「責任感が強く周囲をまとめられる」と直接的に表現するのではなく、「意外と熱い」と表現しています。

続きを聞きたくなるようなキャッチーな表現を使って、回答にオリジナリティを出すこともおすすめです。

人物面接は「人柄面接」だと言いましたが、決して人当たりのいい人しか受からないというわけではありません。

みなさんにはそれぞれ自分にしかない魅力があり、それを最大限伝えられるかが重要です。

・自分の魅力を理解するための自己分析
・それが最もよく表れているエピソードをpick up
・ありきたりな回答にならないような、伝え方の工夫

この３つを突き詰めれば、面接官に刺さる回答ができるはずです。

人物面接の極意、いかがでしたか？

面接を受け続けているとどうしても小手先のテクニックに気が回りやすいですが、
自分の強みを理解し、それをわかりやすく伝えるなど、基本的なことにしっかりと取り組むことが合格への最大の近道です。

作成した受け答えに対するフィードバックが欲しい、実際に面接形式で練習をしたいという方は、是非connect job を頼ってください！
経験豊富なコンサルタントが海外大生のみなさんの面接対策をサポートします。

connect jobのコンサルタントとのキャリアカウンセリング　ご予約はこちら（無料）

※キャリアカウンセリングの予約には、Sign Up（無料登録）が必要です。