PDCAサイクルの各段階で意識すること
PDCAの各段階で意識すべきことは異なります。
●Plan(計画)
選考においては、目的意識をしっかりと持つことが重要です。ただ闇雲に面接をこなすだけでは勿体ないので、この面接では面接官に何を伝えたいのかなど、目的意識を持って選考に臨むことがPDCAサイクルの出発点です。
面接に限らずインターンに参加する場合も、ただグループワークをこなすだけでなく「本選考に向けて志望動機のネタを集める」など目的を持つようにすれば、限られた時間を最大限活用することができます。
目標を立てる際は、可能な限り具体的に設定することをお勧めします。そうすればやるべきことが明確になり、また後に振り返りを行う際にも目標達成度を判断しやすくなります。
同時に、実行可能な範囲の目標を設定することも重要です。一度に何個も目標を設定しても、選考で全てを意識することは難しいので、一歩ずつ、着実に課題をしていきましょう。
ポイント:具体的で実現可能な目標を設定
●Do(実行)
立てた目標はしっかりと実行しましょう。実際には様々な想定外のことが発生するので、計画通りに進めるのが難しいことも多いでしょう。しかしこの面接で自分は何を心掛けようとしていたのか、原点に立ち返って実行することが重要です。また面接を後から振り返ることができるように、質問の内容や受け答えの内容を記録して残しておくことをお勧めします。
ポイント:立てた目標は実行/面接内容の記録を取っておく
●Check(評価)
面接が終わったら振り返りです。メモと記憶をもとに、良かった点・上手くいかなかった点を書き出してみましょう。WordやExcelなど管理がしやすい方法でメモを取ることで、後々振り返りやすくなるのでおすすめです。たとえ選考を通過した場合でも改善点はあるはずなので、今後の面接に備えてメモをしておきましょう。
ここでも、できるだけ具体的に振り返りを行うことが大切です。もし上手くいかなかったのなら、心のモヤモヤをしっかりと言語化して具体的に「何が」「なぜ」上手くいかなかったのかを書き出すことで課題が明確になります。
面接の振り返りは面接が終わってからなるべく時間を置かず記憶が鮮明なうちに実施することで、より効果的に行うことができます。
ポイント:良かった点・改善点を言語化/振り返りはすぐに行う
●Act(改善)
振り返りで課題が明らかになったら、その改善策を立てます。例えば、企業研究が足りず志望動機を掘り下げられた際に上手く答えられなかったのであれば、次回は「〇人にOB訪問をして企業理解をさらに深める」という目標を立てることができます。