海外大生就活体験記vol.4 ~日系大手保険会社編~「OB訪問で模擬面接をやって自分の実力を理解し、自信をつけた」

海外大生就活体験記vol.4 ~日系大手保険会社編~「OB訪問で模擬面接をやって自分の実力を理解し、自信をつけた」


海外大生_就活インタビュー_Horieさん

海外大生の就活体験インタビュー第4弾! オランダ・デルフト工科大学への交換留学を経て、スイス工科大学で脱炭素問題を学ぶべく大学院留学をしているHorieさんにインタビューをしました。総合商社・デベロッパー・金融業界など、様々な業界の選考を経て、日系大手保険会社への就職されます。 業界研究やOBOG訪問、タイムマネジメントを工夫しながら就活を進めていたHorieさんにどうやって準備・対策を進めたのか、どのようにキャリアを決めたのかについて伺いました。

海外大生の就活体験インタビュー第4弾! オランダ・デルフト工科大学への交換留学を経て、スイス工科大学で脱炭素問題を学ぶべく大学院留学をしているHorieさんにインタビューをしました。総合商社・デベロッパー・金融業界など、様々な業界の選考を経て、日系大手保険会社への就職されます。 業界研究やOBOG訪問、タイムマネジメントを工夫しながら就活を進めていたHorieさんにどうやって準備・対策を進めたのか、どのようにキャリアを決めたのかについて伺いました。


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  1. OB訪問で企業理解をするのが、自分に合っていると感じた

― 就活はいつから始めて、何から着手しましたか?

Horieくん:就職活動は結構前もって取り組みました。大学院進学が決まった2年前から色々な企業を見て絞っていました。ボスキャリがある3~4か月前からは企業の面接や座談会に参加していました。OB訪問を通じて会社のことを理解していくのが自分に一番合っていると思ったので、一つの会社につき約10名ずにお会いして色々な会社の事を理解していきました。

― 前もって進めてたんですね!OB訪問をする社会人の方々はどうやって探したんですか?

Horieくん:基本的に自分の周りの人たちとの繋がりを辿っていきましたが、それ以外にもConnect Jobさん経由で紹介していただいたこともあったので、必ず何かしら方法はあると思います。また、ボスキャリコミュニティで繋がることもできました。一人見つけてしっかり笑顔でOB訪問に臨むことで、その方から繋いでいただくこともできました。


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  1. OB訪問で企業理解をするのが、自分に合っていると感じた

― 就活はいつから始めて、何から着手しましたか?

Horieくん:就職活動は結構前もって取り組みました。大学院進学が決まった2年前から色々な企業を見て絞っていました。ボスキャリがある3~4か月前からは企業の面接や座談会に参加していました。OB訪問を通じて会社のことを理解していくのが自分に一番合っていると思ったので、一つの会社につき約10名ずにお会いして色々な会社の事を理解していきました。

― 前もって進めてたんですね!OB訪問をする社会人の方々はどうやって探したんですか?

Horieくん:基本的に自分の周りの人たちとの繋がりを辿っていきましたが、それ以外にもConnect Jobさん経由で紹介していただいたこともあったので、必ず何かしら方法はあると思います。また、ボスキャリコミュニティで繋がることもできました。一人見つけてしっかり笑顔でOB訪問に臨むことで、その方から繋いでいただくこともできました。


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2. 最初の内定を秋に獲得。自分の実力を把握しながら戦略的に企業を絞っていった


― 業界選びについてお聞きしたいんですが、具体的にどのぐらいの業界数をリサーチして、実際にどの程度の業界を受けましたか?

Horieくん:自分は理系なので、理系分野の業界を約4業界と、それ以外の業界を約6つ、合計約10業界を見ていました。実際面接を受けた業界は3つです。最終的に絞ったのは、総合商社、デベロッパー、金融・保険業界です。

― 就活の軸や絞り込みの方法はどのようにしていましたか?

Horieくん:最終的に受ける業界や企業の数は、自分の実力を見たうえで考える必要があると思います。OB訪問で実際に模擬面接をやってみて「ここは受かりそうだな」と感じた企業を最初に見つけていきました。その後にそれ以外の企業への挑戦を決めたり、自分の実力をしっかり理解して合った企業を選んだりしていました。

軸に照らし合わせるというのも当然大事で、自分はグローバル且つ新しいビジネスを作ることを大事にしたいと思っていたのと、自分の実力を発揮できる社風が良いと思ったので、その2つを軸として企業を選んでいました。

― OBOG訪問の場を模擬面接の場として活用したんですね。最初に内定が出た会社はいつ頃選考に参加しましたか?

Horieくん:ボスキャリの選考の序盤戦で受けたエネルギー系の会社から最初の内定をいただきました。3日ずつくらいの間隔で9月上旬から選考があり、9月中旬にはもう内定が出ていました。その内定がなければ、6、7個の業界を見る必要があったと思うので、その後の就職活動の戦略が全然違ったと思います。


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2. 最初の内定を秋に獲得。自分の実力を把握しながら戦略的に企業を絞っていった


― 業界選びについてお聞きしたいんですが、具体的にどのぐらいの業界数をリサーチして、実際にどの程度の業界を受けましたか?

Horieくん:自分は理系なので、理系分野の業界を約4業界と、それ以外の業界を約6つ、合計約10業界を見ていました。実際面接を受けた業界は3つです。最終的に絞ったのは、総合商社、デベロッパー、金融・保険業界です。

― 就活の軸や絞り込みの方法はどのようにしていましたか?

Horieくん:最終的に受ける業界や企業の数は、自分の実力を見たうえで考える必要があると思います。OB訪問で実際に模擬面接をやってみて「ここは受かりそうだな」と感じた企業を最初に見つけていきました。その後にそれ以外の企業への挑戦を決めたり、自分の実力をしっかり理解して合った企業を選んだりしていました。

軸に照らし合わせるというのも当然大事で、自分はグローバル且つ新しいビジネスを作ることを大事にしたいと思っていたのと、自分の実力を発揮できる社風が良いと思ったので、その2つを軸として企業を選んでいました。

― OBOG訪問の場を模擬面接の場として活用したんですね。最初に内定が出た会社はいつ頃選考に参加しましたか?

Horieくん:ボスキャリの選考の序盤戦で受けたエネルギー系の会社から最初の内定をいただきました。3日ずつくらいの間隔で9月上旬から選考があり、9月中旬にはもう内定が出ていました。その内定がなければ、6、7個の業界を見る必要があったと思うので、その後の就職活動の戦略が全然違ったと思います。


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3. 業界・企業に応じて、エピソードの伝え方・抽象度を工夫


― 自己PRやガクチカで話していたことを教えてもらえますか?

Horieくん:海外大生向けの選考で受けたので、海外の人とどう関わり合って課題解決をしたのかというのはかなり大事なポイントでした。そのために、大学3年生の時にオランダのデルフト工科大学に留学した際のグループワークの話と、大学院で取り組んだ研究の話をしっかり話すようにしました。それ以外にも、体育会系のものを要求される場合は、早稲田大学時代に立ち上げたサッカー団体の話もしていました。自分の場合は、「体育会で部長をやっていました」といった分かりやすい経験はなかったので、5つくらいのエピソードを準備して、その場に合わせて話をしていました。

― 志望動機を伝える時に気を付けていたことはありますか?

Horieくん:抽象度を変えて話してたことです。例えば総合商社の選考で、自分がやっているエネルギー分野に取り組んでいる面接官がいる場合はより具体的に話して、一方であまりマッチ感がないな、と思う企業や面接官には少し抽象度を高くしてより情熱を伝えるような話し方をしました。

他にもデベロッパー業界の場合は、会社のカラーにマッチする点をしっかり伝える必要があると感じたので、OB訪問をしたり、YouTubeにあがっているインタビューを見たりして準備をおこないました。人事部の方のインタビューを読み込んで、当日に「あ、この面接官見たことがある」ということもあり、相手の人物像があらかじめ分かっていたことが余裕に繋がったと思います。


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3. 業界・企業に応じて、エピソードの伝え方・抽象度を工夫


― 自己PRやガクチカで話していたことを教えてもらえますか?

Horieくん:海外大生向けの選考で受けたので、海外の人とどう関わり合って課題解決をしたのかというのはかなり大事なポイントでした。そのために、大学3年生の時にオランダのデルフト工科大学に留学した際のグループワークの話と、大学院で取り組んだ研究の話をしっかり話すようにしました。それ以外にも、体育会系のものを要求される場合は、早稲田大学時代に立ち上げたサッカー団体の話もしていました。自分の場合は、「体育会で部長をやっていました」といった分かりやすい経験はなかったので、5つくらいのエピソードを準備して、その場に合わせて話をしていました。

― 志望動機を伝える時に気を付けていたことはありますか?

Horieくん:抽象度を変えて話してたことです。例えば総合商社の選考で、自分がやっているエネルギー分野に取り組んでいる面接官がいる場合はより具体的に話して、一方であまりマッチ感がないな、と思う企業や面接官には少し抽象度を高くしてより情熱を伝えるような話し方をしました。

他にもデベロッパー業界の場合は、会社のカラーにマッチする点をしっかり伝える必要があると感じたので、OB訪問をしたり、YouTubeにあがっているインタビューを見たりして準備をおこないました。人事部の方のインタビューを読み込んで、当日に「あ、この面接官見たことがある」ということもあり、相手の人物像があらかじめ分かっていたことが余裕に繋がったと思います。


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4. 徹底的な準備とOB訪問で、自信をもって面接に臨めた


― 面接のためにどんな準備をしていましたか?

Horieくん:自分は人の話を聞くのは得意ですが、自分の気持ちを伝えるのが苦手なので、OB訪問で磨く・慣れることに取り組みました。OB訪問では1次 or 2次面接の面接官よりも年上の方と話せるチャンスがあったので、そこで緊張しないような状態まで持っていき、自分の言動が正しいと言ってもらえたことで本番でも自信をもって話すことができたと思います。

また自己分析のノートを50ページ分くらい作って、それを常にアップデートしていく、読み込んで変えていく作業もしていました。

― 面接で大事にしていたことは何ですか?

Horieくん:OB 訪問した方の名前と部署名を把握して、その方たちが何をしているか、それが自分の性格ややりたいこととどこまで一致しているかを話せるようにしていました。また企業のプレスリリースを読んで、最新の事業内容を確認する、スイスに住んでいるのでスイスのニュースは特に把握しておく、あとは座右の銘、好きな言葉、自分を漢字一文字で表すなど、変化球質問にも答えられるようにしていました。

変化球質問は、自分のなかで軸をひとつ持っていました。僕の場合、高校時代はサウジアラビアに住んでいましたが、サウジアラビアに関連するものを話そうと決めたことでシンプルに変化球問題にも対応できたと思います。

― SPIなどのWebテストの対策に苦戦する方も多いと思いますが、そのあたりはどうですか?

Horieくん:SPIは一個上の先輩や受けたことがある人からコツやノウハウを教えてもらいました。テスト形式によっては難しいものもあるので、「見たことある問題が出てきた!」となるまで繰り返しやるのがいいと思います。同じテスト形式を他企業が使っていることがあるので、他企業の練習問題も受けるのも良いと思います。


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4. 徹底的な準備とOB訪問で、自信をもって面接に臨めた


― 面接のためにどんな準備をしていましたか?

Horieくん:自分は人の話を聞くのは得意ですが、自分の気持ちを伝えるのが苦手なので、OB訪問で磨く・慣れることに取り組みました。OB訪問では1次 or 2次面接の面接官よりも年上の方と話せるチャンスがあったので、そこで緊張しないような状態まで持っていき、自分の言動が正しいと言ってもらえたことで本番でも自信をもって話すことができたと思います。

また自己分析のノートを50ページ分くらい作って、それを常にアップデートしていく、読み込んで変えていく作業もしていました。

― 面接で大事にしていたことは何ですか?

Horieくん:OB 訪問した方の名前と部署名を把握して、その方たちが何をしているか、それが自分の性格ややりたいこととどこまで一致しているかを話せるようにしていました。また企業のプレスリリースを読んで、最新の事業内容を確認する、スイスに住んでいるのでスイスのニュースは特に把握しておく、あとは座右の銘、好きな言葉、自分を漢字一文字で表すなど、変化球質問にも答えられるようにしていました。

変化球質問は、自分のなかで軸をひとつ持っていました。僕の場合、高校時代はサウジアラビアに住んでいましたが、サウジアラビアに関連するものを話そうと決めたことでシンプルに変化球問題にも対応できたと思います。

― SPIなどのWebテストの対策に苦戦する方も多いと思いますが、そのあたりはどうですか?

Horieくん:SPIは一個上の先輩や受けたことがある人からコツやノウハウを教えてもらいました。テスト形式によっては難しいものもあるので、「見たことある問題が出てきた!」となるまで繰り返しやるのがいいと思います。同じテスト形式を他企業が使っていることがあるので、他企業の練習問題も受けるのも良いと思います。


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5. この会社だったら自分のありたい姿を目指せると思った


― これから就職する会社に決めたポイントは何でしたか?

Horieくん:元々良い会社だと思っていましたが、選考を受け始めたときは入社するかは分かりませんでした。ただ面接官と話していくうちに、社員の方々が自分のありたい姿に近くて、ここだったら自分のありたい姿を目指せると思いました。また自分についてしっかり理解しようとしてくれて、やってきたことを評価いただいているのが伝わってきた点も大きなポイントだったと思います。


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5. この会社だったら自分のありたい姿を目指せると思った


― これから就職する会社に決めたポイントは何でしたか?

Horieくん:元々良い会社だと思っていましたが、選考を受け始めたときは入社するかは分かりませんでした。ただ面接官と話していくうちに、社員の方々が自分のありたい姿に近くて、ここだったら自分のありたい姿を目指せると思いました。また自分についてしっかり理解しようとしてくれて、やってきたことを評価いただいているのが伝わってきた点も大きなポイントだったと思います。


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6. 面接の質問だけでなく、勉強法やモチベーションの源泉も自己分析をした


就活を経験して良かったと思う点はありますか?

Horieくん:友達とのコミュニケーションがすごくスムーズになったと感じています。就活をしていると、瞬時にこの引き出しからこのエピソードを引き出そう、と考えられるようになりました。そうすると色々な話がうまく繋がってくるので、久しぶりに会って友達と話すと前より話すのがうまくなったね、ロジカルに話せるようになったねと言われるようになりました。

― 就活で大変だったこと・苦労したことは何でしたか?

Horieくん:モチベーションを保つのと、学業とのタイムマネジメントはかなり悩みましたし、苦労しましたね。なので規律正しくやっていくことを意識していました。自分はできるだけ1つのことに集中したいタイプなので、午前中は就職活動、午後は授業や自習に集中して取り組んで、タイムラインを決めて維持していくことがポイントでした。

― 自分のスタイルを確立していったんですね。

Horieくん:自己分析も面接で聞かれることだけを考えるのではなく、普段の自分のモチベーションの源泉は何か、勉強法や就活の方法もある意味自己分析をしたことで、徐々に自分に合った方法を見つけられたのかなと思います。


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6. 面接の質問だけでなく、勉強法やモチベーションの源泉も自己分析をした


就活を経験して良かったと思う点はありますか?

Horieくん:友達とのコミュニケーションがすごくスムーズになったと感じています。就活をしていると、瞬時にこの引き出しからこのエピソードを引き出そう、と考えられるようになりました。そうすると色々な話がうまく繋がってくるので、久しぶりに会って友達と話すと前より話すのがうまくなったね、ロジカルに話せるようになったねと言われるようになりました。

― 就活で大変だったこと・苦労したことは何でしたか?

Horieくん:モチベーションを保つのと、学業とのタイムマネジメントはかなり悩みましたし、苦労しましたね。なので規律正しくやっていくことを意識していました。自分はできるだけ1つのことに集中したいタイプなので、午前中は就職活動、午後は授業や自習に集中して取り組んで、タイムラインを決めて維持していくことがポイントでした。

― 自分のスタイルを確立していったんですね。

Horieくん:自己分析も面接で聞かれることだけを考えるのではなく、普段の自分のモチベーションの源泉は何か、勉強法や就活の方法もある意味自己分析をしたことで、徐々に自分に合った方法を見つけられたのかなと思います。


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7. 就活は楽しむことがカギ!


― 就活をしていく中で役に立ったツールやサービスがあれば教えてもらえますか?

Horieくん:会社のホームページをよく見ていましたが、各社の情報をまとめたもの(事業内容、売上規模など)が書かれたサイトがあって、それを参考にExcelにまとめていました。ある程度情報量が増えてからは、Word(Google Docs)を使用していました。また友人から情報を得ることも大事だったと思います。

またOpenWorkの口コミに書かれていたことは、自分が見た会社の姿と大体一致していたと感じます。読んでいて楽しかったですし、負担なく企業分析ができましたね。

― 最後にこれから就活する海外大生の方々へ向けて、メッセージ・アドバイスをお願いします!

Horieくん:就職活動を楽しく取り組めれば、それだけ自己分析も捗りますし、負担も減っていくと思います。友達と意見交換すると、自分って徐々に企業のことをわかっているきているな、就活って楽しい部分もあるんだな、と思えて楽しい部分も見えてきます。ぜひ頑張ってください!


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7. 就活は楽しむことがカギ!


― 就活をしていく中で役に立ったツールやサービスがあれば教えてもらえますか?

Horieくん:会社のホームページをよく見ていましたが、各社の情報をまとめたもの(事業内容、売上規模など)が書かれたサイトがあって、それを参考にExcelにまとめていました。ある程度情報量が増えてからは、Word(Google Docs)を使用していました。また友人から情報を得ることも大事だったと思います。

またOpenWorkの口コミに書かれていたことは、自分が見た会社の姿と大体一致していたと感じます。読んでいて楽しかったですし、負担なく企業分析ができましたね。

― 最後にこれから就活する海外大生の方々へ向けて、メッセージ・アドバイスをお願いします!

Horieくん:就職活動を楽しく取り組めれば、それだけ自己分析も捗りますし、負担も減っていくと思います。友達と意見交換すると、自分って徐々に企業のことをわかっているきているな、就活って楽しい部分もあるんだな、と思えて楽しい部分も見えてきます。ぜひ頑張ってください!