海外大学・大学院留学準備【2024年版】イギリス学生ビザ (Student Visa)申請方法

海外大学・大学院留学準備【2024年版】イギリス学生ビザ (Student Visa)申請方法


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海外大学・大学院留学準備シリーズ第7弾!今回は渡航前準備の中で一番厄介ともいえるビザの申請について、イギリスの学生ビザ (Student Visa) に特化して解説していきます!申請方法から費用まで詳しく説明するので、これからイギリス留学を控えている方必見です! (※実際の申請にあたっては、英国政府機関や英国ビザ申請センターのサイトで最新情報を確認してください。)

海外大学・大学院留学準備シリーズ第7弾!今回は渡航前準備の中で一番厄介ともいえるビザの申請について、イギリスの学生ビザ (Student Visa) に特化して解説していきます!申請方法から費用まで詳しく説明するので、これからイギリス留学を控えている方必見です! (※実際の申請にあたっては、英国政府機関や英国ビザ申請センターのサイトで最新情報を確認してください。)











1.イギリス学生ビザ (Student Visa) 基本情報

1.イギリス学生ビザ (Student Visa) 基本情報










(1)申請条件

(1)申請条件

大学や専門学校など高等教育課程でイギリスに留学する場合、
学生ビザ ( Student Visa 旧 Tier 4 General Student Visa) が必要になります。

<学生ビザの申請条件>
・16歳以上(16・17歳の場合は保護者の同意が必要)
・学費と生活費をカバーできる資金力があること
・十分な英語力があること(英語力の証明が必要)
・学生のスポンサーライセンスを持つ学校から無条件合格 / Unconditional Offerをもらっていること

最後の無条件合格を証明するためには、CASのレファレンス番号というものが必要になります。


大学や専門学校など高等教育課程でイギリスに留学する場合、
学生ビザ ( Student Visa 旧 Tier 4 General Student Visa) が必要になります。

<学生ビザの申請条件>
・16歳以上(16・17歳の場合は保護者の同意が必要)
・学費と生活費をカバーできる資金力があること
・十分な英語力があること(英語力の証明が必要)
・学生のスポンサーライセンスを持つ学校から無条件合格 / Unconditional Offerをもらっていること

最後の無条件合格を証明するためには、CASのレファレンス番号というものが必要になります。











(2)イギリス留学で必須! 入学許可書 (CAS) とは?

(2)イギリス留学で必須! 入学許可書 (CAS) とは?

「CAS (Confirmation of Acceptance for Studies)」とは、入学許可証のことで、これをもらわないとビザ申請ができない重要書類です。

先ほど説明したCASのレファレンス番号とは、学校から無条件合格をもらった後に発行される入学許可番号です。
この番号の有効期間は発行日から6か月なので、CASを受け取ったら6か月以内にビザを申請しなければいけません。

■勉強できるコースの種類

CASを発行している=学生ビザの対象になるコースにはいくつか種類があります。
そこで、「RQF level」という言葉がCASやビザ申請時に度々出てくるので、以下簡単に説明します。


「RQF (The Regulated Qualifications Framework)」とはイギリスの学位指標で、一般的な学位以上のコースは「RQF level 6, 7 or 8」と表記されます。

<コースレベル>
・RQF level 6:学士 / Bachelor’s degree (BA, BSc)
・RQF level 7:修士 / Master’s degree (MA, MSc), PGCE
・RQF level 8:博士 / Doctorate degree (PhD, DPhil)

これ以外に専門学校や語学学校なども学生ビザの申請対象になるコースがあるので、気になる方はUK政府のサイトをチェックしてみてください。


「CAS (Confirmation of Acceptance for Studies)」とは、入学許可証のことで、これをもらわないとビザ申請ができない重要書類です。

先ほど説明したCASのレファレンス番号とは、学校から無条件合格をもらった後に発行される入学許可番号です。
この番号の有効期間は発行日から6か月なので、CASを受け取ったら6か月以内にビザを申請しなければいけません。

■勉強できるコースの種類

CASを発行している=学生ビザの対象になるコースにはいくつか種類があります。
そこで、「RQF level」という言葉がCASやビザ申請時に度々出てくるので、以下簡単に説明します。


「RQF (The Regulated Qualifications Framework)」とはイギリスの学位指標で、一般的な学位以上のコースは「RQF level 6, 7 or 8」と表記されます。

<コースレベル>
・RQF level 6:学士 / Bachelor’s degree (BA, BSc)
・RQF level 7:修士 / Master’s degree (MA, MSc), PGCE
・RQF level 8:博士 / Doctorate degree (PhD, DPhil)

これ以外に専門学校や語学学校なども学生ビザの申請対象になるコースがあるので、気になる方はUK政府のサイトをチェックしてみてください。











(3)申請時期

(3)申請時期

繰り返しお伝えしているとおり、ビザの申請はCASを受け取ってからでないとできません。


CASが発行されたうえで、申請がいつからできるかはイギリス国内にいるか国外にいるかで変わります。

■イギリス国外(日本)から申請

・コース開始日の6か月前から申請可能
・約3週間で結果が分かる

■イギリス国内から申請

・コースが開始日の3か月前からの申請可能
・約8週間以内に結果が分かる

※イギリス国内からの場合、
現在保有するビザが切れる前に申請することと、現在のビザ失効から28日以内に新しいコースが開始することが条件


繰り返しお伝えしているとおり、ビザの申請はCASを受け取ってからでないとできません。


CASが発行されたうえで、申請がいつからできるかはイギリス国内にいるか国外にいるかで変わります。

■イギリス国外(日本)から申請

・コース開始日の6か月前から申請可能
・約3週間で結果が分かる

■イギリス国内から申請

・コースが開始日の3か月前からの申請可能
・約8週間以内に結果が分かる

※イギリス国内からの場合、
現在保有するビザが切れる前に申請することと、現在のビザ失効から28日以内に新しいコースが開始することが条件











2.イギリス学生ビザ 申請費用は?

2.イギリス学生ビザ 申請費用は?

学生ビザの申請費用は、£490/年です。

ただ、申請時に払うのはビザ代だけではありません。

■Immigration Health Surcharge (IHS)

ビザ申請時に、Immigration Health Surcharge (IHS)と呼ばれる、イギリスの国民保険サービス・NHS(National Health Service)を利用するための医療費を払います。

イギリスに6か月以上滞在する場合、NHSを利用する予定の有無にかかわらずIHSの支払いが求められます。

このIHS代は渡航人数やコース期間などによって変わりますが、例年以下の金額がかかります。

・6〜12ヶ月間の滞在で £470/年
・それ以外の6か月以内の追加期間に対して、£235

※2023年9月に英国政府は学生の年間IHS代を £776に値上げすると発表しました。この値上げがいつ適用されるかまだわからないので、要チェックしておきましょう



例えば、大学院に進学する場合、

・コース期間1年
・英国本島に単身で渡航
・英国外からビザを申請
・18歳以上の日本国籍

という条件で、IHS代は £705です。(2024年1月時点)
この £705がどうやって算出されたのか内訳を説明します。

ビザにはコース期間の前後に、数か月の猶予期間が付きます。

12か月間のコースの場合、ビザの有効期間はコース開始日の1か月前からスタートし、コース終了後の4か月間をカバーするようになっています。

(例)2024年9月~2025年9月のコースに進学の場合→ビザの有効期間:2024年8月~2026年1月

つまり、ビザが17か月間有効になるため、支払うIHS代は £470 + £235 = £705 になります。

ちなみに、3年間の学士課程に進む場合は、
£470/年 × 3 + £235 (ビザ開始前と終了後の猶予期間) = £1,645
の医療費を払うことになります。

自分のIHS代がいくらかかるか知りたい方は、
英国政府のサイト【Calculate your immigration health surcharge】で計算できるので、ぜひ使ってみてください!


学生ビザの申請費用は、£490/年です。

ただ、申請時に払うのはビザ代だけではありません。

■Immigration Health Surcharge (IHS)

ビザ申請時に、Immigration Health Surcharge (IHS)と呼ばれる、イギリスの国民保険サービス・NHS(National Health Service)を利用するための医療費を払います。

イギリスに6か月以上滞在する場合、NHSを利用する予定の有無にかかわらずIHSの支払いが求められます。

このIHS代は渡航人数やコース期間などによって変わりますが、例年以下の金額がかかります。

・6〜12ヶ月間の滞在で £470/年
・それ以外の6か月以内の追加期間に対して、£235

※2023年9月に英国政府は学生の年間IHS代を £776に値上げすると発表しました。この値上げがいつ適用されるかまだわからないので、要チェックしておきましょう



例えば、大学院に進学する場合、

・コース期間1年
・英国本島に単身で渡航
・英国外からビザを申請
・18歳以上の日本国籍

という条件で、IHS代は £705です。(2024年1月時点)
この £705がどうやって算出されたのか内訳を説明します。

ビザにはコース期間の前後に、数か月の猶予期間が付きます。

12か月間のコースの場合、ビザの有効期間はコース開始日の1か月前からスタートし、コース終了後の4か月間をカバーするようになっています。

(例)2024年9月~2025年9月のコースに進学の場合→ビザの有効期間:2024年8月~2026年1月

つまり、ビザが17か月間有効になるため、支払うIHS代は £470 + £235 = £705 になります。

ちなみに、3年間の学士課程に進む場合は、
£470/年 × 3 + £235 (ビザ開始前と終了後の猶予期間) = £1,645
の医療費を払うことになります。

自分のIHS代がいくらかかるか知りたい方は、
英国政府のサイト【Calculate your immigration health surcharge】で計算できるので、ぜひ使ってみてください!











3.イギリス学生ビザ 申請書類

3.イギリス学生ビザ 申請書類

visa documents


パスポートは過去〜現在のものすべて、また現在のパスポートは、両面に最低1ページ空白のページが残っているものを用意しましょう。

財政証明書について親名義の口座を使用する場合は、戸籍謄本 / 出生証明も必要になります。

以下では、財政証明書について詳しく説明していきます。


visa documents


パスポートは過去〜現在のものすべて、また現在のパスポートは、両面に最低1ページ空白のページが残っているものを用意しましょう。

財政証明書について親名義の口座を使用する場合は、戸籍謄本 / 出生証明も必要になります。

以下では、財政証明書について詳しく説明していきます。











(1)財政証明書とは

(1)財政証明書とは

財政証明書とは、授業料やイギリスでの生活費の支払い能力を証明する書類です。

日本国籍の場合、財政証明の提出は免除されています。
ただ、まれに提出を要求される人もいるそうでなので、万が一聞かれた時のために書類の準備をしておくことをおすすめします。

■使える資金源

・本人、保護者、配偶者のお金
・奨学金、企業や政府などの公式スポンサー
→CASにスポンサーがいることが書かれていることが条件
 書かれていない場合はスポンサー先から公式な証明が必要
・学生ローン→証明書が必要

ビットコイン、株などは不可です。

■提出できる財政証明書

本人、保護者、配偶者が名義人の場合、以下の書類が提出できます。

・英文の取引明細書→電子取引明細書は銀行のスタンプ不要
・英文の預金通帳のコピー
・定期預金の場合は、英文の預金通帳と英文の残高証明書セット

書類には日付、名義人の名前、銀行や金融機関の名称、口座残高等の
情報が載っている必要があります

<注意点>
・資金証明には、取引明細を見れるものが必要なので、残高証明は使えません。
・英語への翻訳は翻訳会社へ依頼し、翻訳証明書の提出も必須です。
・表記はビザ申請日のレートでイギリスポンドに換算します。


■資金証明の条件

・基準以上の金額が、ビザ申請日まで28日間継続して口座に預金されていること
・28日間の取引明細の最終日が、ビザ申請日の31日以内であること

(例)2024年の1月1日に申請する場合
→必要資金額が2023年12月1日まで28日間継続して口座に入っていることを証明


財政証明書とは、授業料やイギリスでの生活費の支払い能力を証明する書類です。

日本国籍の場合、財政証明の提出は免除されています。
ただ、まれに提出を要求される人もいるそうでなので、万が一聞かれた時のために書類の準備をしておくことをおすすめします。

■使える資金源

・本人、保護者、配偶者のお金
・奨学金、企業や政府などの公式スポンサー
→CASにスポンサーがいることが書かれていることが条件
 書かれていない場合はスポンサー先から公式な証明が必要
・学生ローン→証明書が必要

ビットコイン、株などは不可です。

■提出できる財政証明書

本人、保護者、配偶者が名義人の場合、以下の書類が提出できます。

・英文の取引明細書→電子取引明細書は銀行のスタンプ不要
・英文の預金通帳のコピー
・定期預金の場合は、英文の預金通帳と英文の残高証明書セット

書類には日付、名義人の名前、銀行や金融機関の名称、口座残高等の
情報が載っている必要があります

<注意点>
・資金証明には、取引明細を見れるものが必要なので、残高証明は使えません。
・英語への翻訳は翻訳会社へ依頼し、翻訳証明書の提出も必須です。
・表記はビザ申請日のレートでイギリスポンドに換算します。


■資金証明の条件

・基準以上の金額が、ビザ申請日まで28日間継続して口座に預金されていること
・28日間の取引明細の最終日が、ビザ申請日の31日以内であること

(例)2024年の1月1日に申請する場合
→必要資金額が2023年12月1日まで28日間継続して口座に入っていることを証明











(2)必要な資金力の基準

(2)必要な資金力の基準

財政証明書において証明しなければいけないお金は、学費滞在費です。
学費はCASに記載されているコースの授業料を用意しましょう。

滞在費は、ロンドン市内かどうかで毎月の必要資金の基準が変わります。
・ロンドン:£1,334/月
・ロンドン以外の地域:£1,023/月

以下の表を参考に、自分が必要な資金力を確認してみてください。

資金力の基準


ビザ申請前にすでに滞在費 ( £1,334以内) を払っている場合は、それを差し引いた金額でOKです。


財政証明書において証明しなければいけないお金は、学費滞在費です。
学費はCASに記載されているコースの授業料を用意しましょう。

滞在費は、ロンドン市内かどうかで毎月の必要資金の基準が変わります。
・ロンドン:£1,334/月
・ロンドン以外の地域:£1,023/月

以下の表を参考に、自分が必要な資金力を確認してみてください。

資金力の基準


ビザ申請前にすでに滞在費 ( £1,334以内) を払っている場合は、それを差し引いた金額でOKです。











4.イギリス学生ビザ 申請方法

4.イギリス学生ビザ 申請方法










(1)申請の流れ

(1)申請の流れ

GOV.UKのサイトでオンライン申請

前章で載せた必要書類のアップロードや、質問に回答しビザ申請書を作成します。

項目がかなり多く、過去の細かい情報を答えることもあります。
例えば、過去に渡航した国の履歴入力では、
トランジットで滞在した国まで入力しました。

回答は一時保存できるので、一回で申請を完了する必要はありません。
虚偽の申請はNGです。
不安なところはきちんと確認してから正確な情報を入力するようにしましょう。

また、ビザ申請費と医療費・IHS代はこのオンライン申請の段階で支払います。


②英国ビザ申請センターの予約

申請料金を支払うと、英国ビザ申請センターの予約ができるようになります。
センターは東京か大阪にあり、代理申請は不可です。


③ビザ申請センターに来館

提出書類を持って、予約した時間に申請センターに行きます。

必要書類をアップロードしていない場合、ビザ申請センターに持参しアップロードしてもらうことも可能ですが、このサービスは有料です。

<提出書類>
・オンラインで作成したビザ申請書のコピー
・有効なパスポート
・予約確認票のコピー(来館予約確認メール)

書類を提出したら、生体認証情報の登録(指紋採取・写真撮影)をします。

審査結果が出るまでは約3週間ですが、有料で早く受け取れるプランもあるので、急ぎの方はそちらもチェックしてみてください。


④パスポートとビザの受領ーVignette Sticker

審査が通ると、提出したパスポートが帰ってきます。
受け取り方法は、ビザ申請センター窓口か郵送が選べます。

帰ってきたパスポートには、「Vignette Sticker」という一時的な入国許可書が貼られます。

Vignetteの有効期間は通常30〜90日間で、この期間以内に入国しないと入国許可は無効になってしまいます。

イギリス到着後に、この一時許可書をもって正式なビザ (BRP)を受け取って初めて、
英国内の滞在許可を得ることになります。(第5章・BRP参照)


GOV.UKのサイトでオンライン申請

前章で載せた必要書類のアップロードや、質問に回答しビザ申請書を作成します。

項目がかなり多く、過去の細かい情報を答えることもあります。
例えば、過去に渡航した国の履歴入力では、
トランジットで滞在した国まで入力しました。

回答は一時保存できるので、一回で申請を完了する必要はありません。
虚偽の申請はNGです。
不安なところはきちんと確認してから正確な情報を入力するようにしましょう。

また、ビザ申請費と医療費・IHS代はこのオンライン申請の段階で支払います。


②英国ビザ申請センターの予約

申請料金を支払うと、英国ビザ申請センターの予約ができるようになります。
センターは東京か大阪にあり、代理申請は不可です。


③ビザ申請センターに来館

提出書類を持って、予約した時間に申請センターに行きます。

必要書類をアップロードしていない場合、ビザ申請センターに持参しアップロードしてもらうことも可能ですが、このサービスは有料です。

<提出書類>
・オンラインで作成したビザ申請書のコピー
・有効なパスポート
・予約確認票のコピー(来館予約確認メール)

書類を提出したら、生体認証情報の登録(指紋採取・写真撮影)をします。

審査結果が出るまでは約3週間ですが、有料で早く受け取れるプランもあるので、急ぎの方はそちらもチェックしてみてください。


④パスポートとビザの受領ーVignette Sticker

審査が通ると、提出したパスポートが帰ってきます。
受け取り方法は、ビザ申請センター窓口か郵送が選べます。

帰ってきたパスポートには、「Vignette Sticker」という一時的な入国許可書が貼られます。

Vignetteの有効期間は通常30〜90日間で、この期間以内に入国しないと入国許可は無効になってしまいます。

イギリス到着後に、この一時許可書をもって正式なビザ (BRP)を受け取って初めて、
英国内の滞在許可を得ることになります。(第5章・BRP参照)











(2)ビザ申請時の注意事項~筆者失敗談~

(2)ビザ申請時の注意事項~筆者失敗談~

ここまで説明した通り、
書類提出と生体認証登録は「英国ビザ申請センター」で行います。

申請画面にもリマインドのメールにもちゃんと案内があったのに、何を勘違いしたのか筆者は勝手に大使館だと思いこみ、当日大使館に行ったら「違った!」という大ミスを犯したことがあります。

大急ぎでビザセンターへ移動し遅くなった旨を受付に伝えたら、よく同じ間違いをする人いますよ~とのこと (笑)

用意する書類や申請項目など、ビザの申請プロセスは非常にややこしいですが、筆者と同じ間違いをしないよう、みなさん必ず何度も詳細を確認してくださいね!!


ここまで説明した通り、
書類提出と生体認証登録は「英国ビザ申請センター」で行います。

申請画面にもリマインドのメールにもちゃんと案内があったのに、何を勘違いしたのか筆者は勝手に大使館だと思いこみ、当日大使館に行ったら「違った!」という大ミスを犯したことがあります。

大急ぎでビザセンターへ移動し遅くなった旨を受付に伝えたら、よく同じ間違いをする人いますよ~とのこと (笑)

用意する書類や申請項目など、ビザの申請プロセスは非常にややこしいですが、筆者と同じ間違いをしないよう、みなさん必ず何度も詳細を確認してくださいね!!











5.イギリス学生ビザ 取得後の流れ

5.イギリス学生ビザ 取得後の流れ










(1)入国のタイミング

(1)入国のタイミング

イギリスへの渡航可能時期は、

・6か月以上のコース:コース開始日1か月前から
・6か月未満のコース:コース開始の1週間前から

です。コース開始日がいつであれ、ビザの有効期間前の入国はできません。


イギリスへの渡航可能時期は、

・6か月以上のコース:コース開始日1か月前から
・6か月未満のコース:コース開始の1週間前から

です。コース開始日がいつであれ、ビザの有効期間前の入国はできません。











(2)BRP (Biometric Residence Permits) とは

(2)BRP (Biometric Residence Permits) とは

BRPとは、ID情報や生体認証を含むカード型のビザ・滞在許可書です。

UK国外からビザを申請した人は、
入国後10日以内または「Vignette Sticker」 (前章参照) の
有効期限が切れる前までにBRPカードを受け取る必要があります。
詳細は、ビザ申請の審査結果とともに来る案内レターに載っています。

受け取り場所は通常、案内レターで指定された郵便局や大学のキャンパス内で、BRP受け取り時にはVignette付きのパスポートが必要です。


BRPとは、ID情報や生体認証を含むカード型のビザ・滞在許可書です。

UK国外からビザを申請した人は、
入国後10日以内または「Vignette Sticker」 (前章参照) の
有効期限が切れる前までにBRPカードを受け取る必要があります。
詳細は、ビザ申請の審査結果とともに来る案内レターに載っています。

受け取り場所は通常、案内レターで指定された郵便局や大学のキャンパス内で、BRP受け取り時にはVignette付きのパスポートが必要です。











(3)留学中アルバイトはできる? イギリス学生ビザの就労ルール

(3)留学中アルバイトはできる? イギリス学生ビザの就労ルール

イギリスでは、学位以上のフルタイムのコースに在学している学生は
アルバイトをすることができます。
パートタイムのコースは就労許可はありません。

学生ビザで許可されている就労ルールは以下の通りです。

・学期期間中は週20時間までの就労
・休暇中はフルタイムでの就労

学生ビザは、あくまで勉強を目的として英国に滞在する者に対して発行されるので、短期間・一時的な仕事 (temporary basis) のみが許可されます。

長期契約の仕事 (permanent job/contract) や、自営業 (self-employed)、ビジネスの立ち上げ、プロスポーツ選手や芸能人として働くことはできません。


イギリスでは、学位以上のフルタイムのコースに在学している学生は
アルバイトをすることができます。
パートタイムのコースは就労許可はありません。

学生ビザで許可されている就労ルールは以下の通りです。

・学期期間中は週20時間までの就労
・休暇中はフルタイムでの就労

学生ビザは、あくまで勉強を目的として英国に滞在する者に対して発行されるので、短期間・一時的な仕事 (temporary basis) のみが許可されます。

長期契約の仕事 (permanent job/contract) や、自営業 (self-employed)、ビジネスの立ち上げ、プロスポーツ選手や芸能人として働くことはできません。











(4)卒業後イギリスで就職したい! Graduate Visaについて

(4)卒業後イギリスで就職したい! Graduate Visaについて

海外大学・大学院卒業後に、
現地にそのまま残って就職することを考える方もいるのではないでしょうか。

大学の学位 (Degree) を授与された学生は、学生ビザから「Graduate Visa」という、イギリスで就職活動と就労が可能になるビザに切り替えることができます。

このビザでは、申請が承認されてから2年間、博士課程・PhDを修了した学生は3年間、英国内の滞在が可能です。

Graduate Visaの延長はできませんが、就労ビザなど他のビザに切り替えられるので、現地就職の可能性が大幅に広がります。

■申請条件

・イギリス国内に滞在していること
・イギリスの学位・修士・博士コースで勉強し、所属先の大学・教育機関が学位修了したことを内務省 (the Home Office) に証明していること


■申請時期

Graduate Visaの申請はオンラインで、
学生ビザが失効する前に申請しなければいけません。

「コースを正式に修了したことを大学が内務省に証明してから」という条件はありますが、卒業や修了証書の受け取りを待つ必要はありません。


また、申請から審査結果が出るまでの時間は約8週間で、その間UK国内の滞在は許可されています。

つまり、早く申請したい・就労許可がほしい人は、最終成績 (卒論など) の結果さえ出れば公式の卒業証書を受け取る前に申請できますし、

逆に学生ビザの有効期間をギリギリまで使ってからGraduate Visaに切り替えたい人は、学生ビザ失効日間近に申請すれば、審査期間中の滞在資格はあるので、より長くイギリス国内に滞在できます。

ただしこれは極論であり、申請ステップでどんなことが起きるかわからないので、時間には余裕をもって申請するようにしましょう。


■申請費用

Graduate Visaの申請費用は以下の通りです。(2024年1月時点)

・ビザ申請費:£822
・The Healthcare Surcharge:£624/年

→2年間有効の人 (学士・修士卒) は £1,248、3年間有効の人 (PhD卒) は £1,872払います。

この情報も随時変わる可能性があるので、最新情報はUK政府の【Graduate visa】をチェックしてください!


海外大学・大学院卒業後に、
現地にそのまま残って就職することを考える方もいるのではないでしょうか。

大学の学位 (Degree) を授与された学生は、学生ビザから「Graduate Visa」という、イギリスで就職活動と就労が可能になるビザに切り替えることができます。

このビザでは、申請が承認されてから2年間、博士課程・PhDを修了した学生は3年間、英国内の滞在が可能です。

Graduate Visaの延長はできませんが、就労ビザなど他のビザに切り替えられるので、現地就職の可能性が大幅に広がります。

■申請条件

・イギリス国内に滞在していること
・イギリスの学位・修士・博士コースで勉強し、所属先の大学・教育機関が学位修了したことを内務省 (the Home Office) に証明していること


■申請時期

Graduate Visaの申請はオンラインで、
学生ビザが失効する前に申請しなければいけません。

「コースを正式に修了したことを大学が内務省に証明してから」という条件はありますが、卒業や修了証書の受け取りを待つ必要はありません。


また、申請から審査結果が出るまでの時間は約8週間で、その間UK国内の滞在は許可されています。

つまり、早く申請したい・就労許可がほしい人は、最終成績 (卒論など) の結果さえ出れば公式の卒業証書を受け取る前に申請できますし、

逆に学生ビザの有効期間をギリギリまで使ってからGraduate Visaに切り替えたい人は、学生ビザ失効日間近に申請すれば、審査期間中の滞在資格はあるので、より長くイギリス国内に滞在できます。

ただしこれは極論であり、申請ステップでどんなことが起きるかわからないので、時間には余裕をもって申請するようにしましょう。


■申請費用

Graduate Visaの申請費用は以下の通りです。(2024年1月時点)

・ビザ申請費:£822
・The Healthcare Surcharge:£624/年

→2年間有効の人 (学士・修士卒) は £1,248、3年間有効の人 (PhD卒) は £1,872払います。

この情報も随時変わる可能性があるので、最新情報はUK政府の【Graduate visa】をチェックしてください!











6.【イギリス海外大学院留学】 ビザ申請 まとめ

6.【イギリス海外大学院留学】 ビザ申請 まとめ

学生ビザまとめ

以上、イギリス学生ビザの基本情報と申請について解説しました。いかがでしたか?

ビザ申請の一番のストレスは、審査結果を待つ時だと思います。
渡航数日〜1週間前にやっとビザが降りた!なんていう人も周りにいました。

人によって審査にかかる時間は違うので一概には言えませんが、
やはり早くビザをもらうためには早く申請するに越したことはありません。

そのためにも早くCASもらう=早めに無条件合格をもらっておく
という早め早めの行動をおすすめします。

今後の留学準備の流れを知りたい方は、
こちらの記事【海外大学・大学院準備【留学準備の流れ・総まとめ】いつから始める?ビザ・奨学金準備は?】も
ぜひ読んでみてください!


学生ビザまとめ

以上、イギリス学生ビザの基本情報と申請について解説しました。いかがでしたか?

ビザ申請の一番のストレスは、審査結果を待つ時だと思います。
渡航数日〜1週間前にやっとビザが降りた!なんていう人も周りにいました。

人によって審査にかかる時間は違うので一概には言えませんが、
やはり早くビザをもらうためには早く申請するに越したことはありません。

そのためにも早くCASもらう=早めに無条件合格をもらっておく
という早め早めの行動をおすすめします。

今後の留学準備の流れを知りたい方は、
こちらの記事【海外大学・大学院準備【留学準備の流れ・総まとめ】いつから始める?ビザ・奨学金準備は?】も
ぜひ読んでみてください!