まず、昨年の海外大生の就職活動の傾向を振り返ります。

コロナ禍の収束に伴い、2022年度と比較して、対面型選考が増加傾向にあります。

しかし時差やアクセスの難しさなどを考慮し、海外大生選考についてはオンラインでの面接を行っている企業も引き続き多く確認されました。

またオンライン／対面の二者択一のみでなく、最終面接のみ国内対面で行うなど、選考形態はコロナ禍以前よりもかなり柔軟性を増しています。

就職活動だけでなく、学業との両立・時差への対策等が求められる海外大生にとって、対面選考が復活しつつもオンラインでも引き続き選考が受けられるチャンスが増加傾向にあります。

上記のハイブリッド傾向が顕著になる中で対面型選考の形態の多様化も見受けられました。

一般的に海外大生の対面選考というと、各国の主要都市で開催されるフォーラム型イベントが主になりますが、昨年度からはコロナ流行以前によく見られた「オンキャンパスリクルーティング」が再開しました。

オンキャンパスリクルーティングでは、企業が実際に大学のキャンパスまで足を運び、直接学生の選考を実施します。

実際に、オンキャンパスリクルーティングで出会い社名や事業内容を知って選考を受けるケースも見られました。

2023年にConnect Jobで実施したオンキャンパスリクルーティング　詳細はこちら

海外大生にとっては、負担軽減にもなり効率的に選考に参加する事が可能なので、大学でこのようなイベントがある際には積極的に参加してみましょう。

昨年度に引き続き、コンサルティングファーム・総合商社の2業界が海外大生には特に人気となっていました。
次点で金融・IT業界が人気を集めています。

海外大生にとって語学力を活かしグローバルなフィールドで活躍する機会の多い業界が例年同様に高い人気を集めています。

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次に、2024年度の就活動向予測です。

昨年度に入り再開したオンキャンパスリクルーティングは、今年度を含め今後ますます増えることが予想されます。

移動などの学生の負担を軽減すると共に学生への早期アプローチを実現するために、11月に開催される大型フォーラムイベントに先駆けて行われることが多くなる可能性があります。

そのため今年度の就職活動については、昨年度と比較するとより早い段階から準備を始める必要が生まれる場合もあります。

事前に自己分析・業界研究や、Connect Jobのキャリアコンサルタントとの面談を済ませておくとよいでしょう。

海外大生は様々な国やエリアに所属している為、企業への要望として、
「時期的な問題で選考が受けにくい」
「学業と並行して実施できるようなスケジュールで開催してほしい」
等が多く挙げられています。

こうした流れを受け、本選考の複数回実施（いずれかの時期を選んでエントリー）や、学生の希望時期に選考を受けられるように実施等、多様な学生のニーズに応えようとする企業も増えています。

柔軟性を増していく海外大生の選考状況に伴い、さらに選考の仕組みが変わっていく可能性もあります。

就職活動を行う時期に関しての選択肢が増加する事により自由度が上がる一方で、早期化・長期化がさらに進むことが予想されます。

その結果就職活動の時期が明確に定まらず、学業とのメリハリが更につけにくくなってしまうという状況も生じ得るため、注意が必要です。

2024年度における海外大生の就活活動のキーワードは「早期化・長期化」です。

11月のフォーラム型イベントでの内定を目指すなどの、いわゆる「一般的な就活スケジュール」は年々崩れつつあります。

ご自身の学業スケジュール、卒業時期と照らし合わせながら、どの時期に就職活動に本腰を入れるのかを決めるとメリハリのある就職活動をしやすくなるでしょう。

就職活動に向けた対策の進め方やスケジュールの立て方に不安がある方は、是非Connect Jobにご相談ください！
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