海外大留学生のための業界研究vol.4~金融業界~

海外大留学生のための業界研究vol.4~金融業界~


金融業界

海外大生の皆さん、こんにちは。今回は人気業界シリーズ第4弾として金融業界を紹介します。 ”金融業界”という言葉や企業名はよく知っているけど具体的な業務内容、ビジネスモデルは知らないという方が多いのではないでしょうか?実は日本の金融業界では海外大生を積極的に採用する潮流が起こっており、注目の業界です!

海外大生の皆さん、こんにちは。今回は人気業界シリーズ第4弾として金融業界を紹介します。 ”金融業界”という言葉や企業名はよく知っているけど具体的な業務内容、ビジネスモデルは知らないという方が多いのではないでしょうか?実は日本の金融業界では海外大生を積極的に採用する潮流が起こっており、注目の業界です!











1.海外大生に人気?金融業界とは

1.海外大生に人気?金融業界とは

①金融業界の特徴

金融業界は簡単に言うと、お金にまつわる仕事全般を取り扱う業界です。具体的な業務形態としては、銀行、証券会社、保険会社、クレジットカード会社など、多様な業種が存在します。

金融業界はあらゆる個人、法人が顧客となるため、市場規模が大きい傾向があります。また、財閥系企業(三菱、三井、住友、安田)が多く、市場占有率が高いことから、新規企業の業界内への参入が難しく、経営は安定している傾向にあります。特に財閥系企業は銀行、証券、保険それぞれにグループ企業があり、業種間での連携を取るなど、安定性はさらに高いでしょう。

金融業界_1

②金融業界の動向

一方で、金融業界は現在転換期にあると言えるでしょう。それには幾つか理由があります。

1点目は、金融におけるDX化です。これは一般的にFinTech(フィンテック)と呼ばれており、例えばQRコード決済の推進や、保険の見積もりでのAI活用などがあります。

FinTechにより、金融業界での一般職は仕事を奪われ、営業職が取って代わるなどの変化が起こっています。実際、事務職は銀行業界における主要職種の一つでしたが、FinTechの影響を受けて、今後採用は縮小傾向にあるでしょう。実際、みずほ銀行では2023年度末までに事務員の3割程度を営業職へ配置転換することを発表しました。

また、ネット銀行などの新規事業の参入が可能になり、財閥系企業は変化を強いられています。

2点目は、グローバル化による影響です。

日本企業が海外進出を積極的に進めることは、金融業界での海外事業の推進を促しました。また、日本に進出する海外企業との取引が増えるでしょう。

そんな転換期にある金融業界ですが、以下では主要な業種の特徴や職種を簡単に説明していきます。


①金融業界の特徴

金融業界は簡単に言うと、お金にまつわる仕事全般を取り扱う業界です。具体的な業務形態としては、銀行、証券会社、保険会社、クレジットカード会社など、多様な業種が存在します。

金融業界はあらゆる個人、法人が顧客となるため、市場規模が大きい傾向があります。また、財閥系企業(三菱、三井、住友、安田)が多く、市場占有率が高いことから、新規企業の業界内への参入が難しく、経営は安定している傾向にあります。特に財閥系企業は銀行、証券、保険それぞれにグループ企業があり、業種間での連携を取るなど、安定性はさらに高いでしょう。

金融業界_1

②金融業界の動向

一方で、金融業界は現在転換期にあると言えるでしょう。それには幾つか理由があります。

1点目は、金融におけるDX化です。これは一般的にFinTech(フィンテック)と呼ばれており、例えばQRコード決済の推進や、保険の見積もりでのAI活用などがあります。

FinTechにより、金融業界での一般職は仕事を奪われ、営業職が取って代わるなどの変化が起こっています。実際、事務職は銀行業界における主要職種の一つでしたが、FinTechの影響を受けて、今後採用は縮小傾向にあるでしょう。実際、みずほ銀行では2023年度末までに事務員の3割程度を営業職へ配置転換することを発表しました。

また、ネット銀行などの新規事業の参入が可能になり、財閥系企業は変化を強いられています。

2点目は、グローバル化による影響です。

日本企業が海外進出を積極的に進めることは、金融業界での海外事業の推進を促しました。また、日本に進出する海外企業との取引が増えるでしょう。

そんな転換期にある金融業界ですが、以下では主要な業種の特徴や職種を簡単に説明していきます。











2.金融業界の領域1:銀行

2.金融業界の領域1:銀行

①銀行のビジネスモデル

銀行業は個人、法人の資産を預かり、それを運用して増やすことで利益を得ています。銀行業の業態には都市銀行、地方銀行、信託銀行、信用金庫や政府金融機関など多様ですが、ここでは海外大生が入社することが多いであろう都市銀行(特にいわゆるメガバンク)について説明します。

銀行業での主な運用方法は融資です。企業や個人に資金を貸し付け、金利を付けて利益を得ます。個人にはカードローンなどの数十万円単位の融資、法人に対しては大規模都市開発などでの数十億円単位の融資など、幅広い金額の融資を行っています。

②銀行での具体的な職種

特徴的な職種にはリテール(個人営業)、ホールセール(法人営業)、金融専門職等があります。他にも会社の経営に関する人事、広報などの業務があり、それぞれに異なるやりがいがあるでしょう。

また、FinTechの影響でQRコード決済などの新規事業が立ち上げられることも多く、今後も社内での活躍の幅は広がる可能性が高いです。

金融業界_2

③求められるスキル

ここでは銀行業界特有の法人営業職に必要なスキルを述べていきます。

・経営、金融に関する知見

特に法人営業において、顧客に融資の返済のめどはあるのか、どの顧客に融資することでリターンが大きいのかなどの判断や、経営に関するアドバイスのためには的確な判断力が求められます。そのためには経営学の学位等に加えて、入社してからもインプットを続け、資格などの取得を経て、金融、経営に関する知見を得る必要があるでしょう。

・コミュニケーションスキル

法人営業は顧客と直接、密にコミュニケーションを取る必要があります。顧客から必要な情報を引き出し、融資をお願いする銀行員として信用されるためには対人スキルは必要不可欠でしょう。実際、入社1年目、2年目から企業の社長とコミュニケーションをとる場合があり、会社の存続をかけた経営判断のアドバイスを行うこともあることから、顧客の信用を得ることは重要になってきます。具体的にはヒアリング能力や、自分の意見を的確に伝えるプレゼンテーション能力が必要になります。

さらに、今後海外進出が進む銀行ではグローバルコミュニケーション能力が求められるでしょう。単に語学力にとどまらず、価値観の理解や異文化に対する対応力は重宝されるでしょう。海外大生の皆さんが活躍できる場が多い業種だと言えます。

④銀行の選考対策

一般的なES、WEBテスト、個人面接の形をとることの多い銀行ですが、以下のことを特に気を付けて選考対策を行うとよいでしょう。

・人との接し方

対人スキルの求められる銀行の採用過程では、コミュニケーション能力やマナーを厳しくチェックされることが多いです。言葉遣いや挙動にはいつも以上に注意しましょう。

・金融知識

専門性の高い金融業界で活躍するためには政治や経済の動向に加えて、基本的な金融知識や金融業界の動向を知っておく必要があります。銀行員になってすぐ取得を勧められる、ファイナンシャルプランナー技能士や証券外務員などの資格の勉強に手を付けてみるといいでしょう。


①銀行のビジネスモデル

銀行業は個人、法人の資産を預かり、それを運用して増やすことで利益を得ています。銀行業の業態には都市銀行、地方銀行、信託銀行、信用金庫や政府金融機関など多様ですが、ここでは海外大生が入社することが多いであろう都市銀行(特にいわゆるメガバンク)について説明します。

銀行業での主な運用方法は融資です。企業や個人に資金を貸し付け、金利を付けて利益を得ます。個人にはカードローンなどの数十万円単位の融資、法人に対しては大規模都市開発などでの数十億円単位の融資など、幅広い金額の融資を行っています。

②銀行での具体的な職種

特徴的な職種にはリテール(個人営業)、ホールセール(法人営業)、金融専門職等があります。他にも会社の経営に関する人事、広報などの業務があり、それぞれに異なるやりがいがあるでしょう。

また、FinTechの影響でQRコード決済などの新規事業が立ち上げられることも多く、今後も社内での活躍の幅は広がる可能性が高いです。

金融業界_2

③求められるスキル

ここでは銀行業界特有の法人営業職に必要なスキルを述べていきます。

・経営、金融に関する知見

特に法人営業において、顧客に融資の返済のめどはあるのか、どの顧客に融資することでリターンが大きいのかなどの判断や、経営に関するアドバイスのためには的確な判断力が求められます。そのためには経営学の学位等に加えて、入社してからもインプットを続け、資格などの取得を経て、金融、経営に関する知見を得る必要があるでしょう。

・コミュニケーションスキル

法人営業は顧客と直接、密にコミュニケーションを取る必要があります。顧客から必要な情報を引き出し、融資をお願いする銀行員として信用されるためには対人スキルは必要不可欠でしょう。実際、入社1年目、2年目から企業の社長とコミュニケーションをとる場合があり、会社の存続をかけた経営判断のアドバイスを行うこともあることから、顧客の信用を得ることは重要になってきます。具体的にはヒアリング能力や、自分の意見を的確に伝えるプレゼンテーション能力が必要になります。

さらに、今後海外進出が進む銀行ではグローバルコミュニケーション能力が求められるでしょう。単に語学力にとどまらず、価値観の理解や異文化に対する対応力は重宝されるでしょう。海外大生の皆さんが活躍できる場が多い業種だと言えます。

④銀行の選考対策

一般的なES、WEBテスト、個人面接の形をとることの多い銀行ですが、以下のことを特に気を付けて選考対策を行うとよいでしょう。

・人との接し方

対人スキルの求められる銀行の採用過程では、コミュニケーション能力やマナーを厳しくチェックされることが多いです。言葉遣いや挙動にはいつも以上に注意しましょう。

・金融知識

専門性の高い金融業界で活躍するためには政治や経済の動向に加えて、基本的な金融知識や金融業界の動向を知っておく必要があります。銀行員になってすぐ取得を勧められる、ファイナンシャルプランナー技能士や証券外務員などの資格の勉強に手を付けてみるといいでしょう。











3.金融業界の領域2:証券会社

3.金融業界の領域2:証券会社

①証券会社のビジネスモデル

証券会社は、主に金融商品の取引手数料と資産運用アドバイスによって収益を上げます。金融商品の取引仲介と資産運用アドバイスに対する手数料が主な収入源であり、近年では新規事業やグローバル展開も拡大しています。

また、近年日本の大手金融系企業の中には業務間の異動を活発に行っている場合があり、証券会社で得た経験やスキルを他の金融機関で活用できる場所が積極的に用意されています。株式や証券についての知識がその後のキャリアで役に立つ場面は多々あるでしょう。

②証券会社の具体的な職種

証券会社には以下の主な職種があります。証券営業(個人および法人向け)、アナリスト(市場分析)、トレーダー(取引実行)、バックオフィス担当者(取引決済やリスク管理)、金融プランナー(個人の資産運用アドバイス)、そして最近ではFinTech関連職(デジタル技術を活かした新しいサービス開発)が含まれます。これらの職種は協力し合い、市場の変動やクライアントの要望に柔軟かつ効率的に対応し、総合的なサービス提供を実現しています。

金融業界_3

③求められるスキル

銀行で求められるスキルと重なる部分が多く、先に述べた金融知識やコミュニケーションスキルは当然必要になります。

一方証券会社でとくに求められるスキルに忍耐力があるでしょう。証券や株式は市況や経済状況などの予想の難しい事に加え、自然災害などの理不尽な事象にも影響を受けます。徹底的な分析を行っているのに成果が出ないこともあり、忍耐力や継続力が重要になってきます。

④選考対策

こちらも大部分は銀行業と同じですが、証券会社の面接では忍耐力を測るために圧迫面接を行う場合があります。圧迫面接があるかもしれないということを念頭に置いて選考に挑むとよいでしょう。


①証券会社のビジネスモデル

証券会社は、主に金融商品の取引手数料と資産運用アドバイスによって収益を上げます。金融商品の取引仲介と資産運用アドバイスに対する手数料が主な収入源であり、近年では新規事業やグローバル展開も拡大しています。

また、近年日本の大手金融系企業の中には業務間の異動を活発に行っている場合があり、証券会社で得た経験やスキルを他の金融機関で活用できる場所が積極的に用意されています。株式や証券についての知識がその後のキャリアで役に立つ場面は多々あるでしょう。

②証券会社の具体的な職種

証券会社には以下の主な職種があります。証券営業(個人および法人向け)、アナリスト(市場分析)、トレーダー(取引実行)、バックオフィス担当者(取引決済やリスク管理)、金融プランナー(個人の資産運用アドバイス)、そして最近ではFinTech関連職(デジタル技術を活かした新しいサービス開発)が含まれます。これらの職種は協力し合い、市場の変動やクライアントの要望に柔軟かつ効率的に対応し、総合的なサービス提供を実現しています。

金融業界_3

③求められるスキル

銀行で求められるスキルと重なる部分が多く、先に述べた金融知識やコミュニケーションスキルは当然必要になります。

一方証券会社でとくに求められるスキルに忍耐力があるでしょう。証券や株式は市況や経済状況などの予想の難しい事に加え、自然災害などの理不尽な事象にも影響を受けます。徹底的な分析を行っているのに成果が出ないこともあり、忍耐力や継続力が重要になってきます。

④選考対策

こちらも大部分は銀行業と同じですが、証券会社の面接では忍耐力を測るために圧迫面接を行う場合があります。圧迫面接があるかもしれないということを念頭に置いて選考に挑むとよいでしょう。











4.金融業界の領域3:保険会社

4.金融業界の領域3:保険会社

①保険会社のビジネスモデル

保険会社は、主に保険商品の提供と保険料の収集に基づいています。これらの会社は、個人や法人に対して異なる種類の保険(生命保険、損害保険、健康保険など)を販売し、保険契約者は一定の期間にわたって保険料を支払います。

保険会社は保険料を収入として受け取り、その一部をリスクに備えるための備え金として確保します。事故や損害が発生した場合、会社は契約者に対して補償を行います。

②保険会社の具体的な職種

大まかには銀行、証券会社との違いはなく、リテール、ホールセール、資産運用などの部門があります。

保険会社の法人営業はリスクコンサルティングという一面を持っており、企業と密にコミュニケーションを取ることが求められます。

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③求められるスキル

保険業界でも金融知識、コミュニケーション能力は当然必要です。

また、保険業界にも他の金融機関と同じように株価の変動に対して利益を出す、アナリストの仕事があり、そこでは市場で変動する有価証券などを扱うため、より専門的な金融知識や勘などが必要になるでしょう。

④選考対策

基本的には他の金融機関と行う対策が大きく変わるということは少ないですが、取り扱う商品である保険についての基本的な知識は当然必要になってくるでしょう。

興味がある方は、日経大手保険会社の内定を獲得したインタビュー記事もぜひ読んでみてくださいね。

海外大生就活体験記vol.4 ~日系大手保険会社編~「OB訪問で模擬面接をやって自分の実力を理解し、自信をつけた」


①保険会社のビジネスモデル

保険会社は、主に保険商品の提供と保険料の収集に基づいています。これらの会社は、個人や法人に対して異なる種類の保険(生命保険、損害保険、健康保険など)を販売し、保険契約者は一定の期間にわたって保険料を支払います。

保険会社は保険料を収入として受け取り、その一部をリスクに備えるための備え金として確保します。事故や損害が発生した場合、会社は契約者に対して補償を行います。

②保険会社の具体的な職種

大まかには銀行、証券会社との違いはなく、リテール、ホールセール、資産運用などの部門があります。

保険会社の法人営業はリスクコンサルティングという一面を持っており、企業と密にコミュニケーションを取ることが求められます。

金融業界_4

③求められるスキル

保険業界でも金融知識、コミュニケーション能力は当然必要です。

また、保険業界にも他の金融機関と同じように株価の変動に対して利益を出す、アナリストの仕事があり、そこでは市場で変動する有価証券などを扱うため、より専門的な金融知識や勘などが必要になるでしょう。

④選考対策

基本的には他の金融機関と行う対策が大きく変わるということは少ないですが、取り扱う商品である保険についての基本的な知識は当然必要になってくるでしょう。

興味がある方は、日経大手保険会社の内定を獲得したインタビュー記事もぜひ読んでみてくださいね。

海外大生就活体験記vol.4 ~日系大手保険会社編~「OB訪問で模擬面接をやって自分の実力を理解し、自信をつけた」











5.金融業界の領域4:外資系金融(外銀)

5.金融業界の領域4:外資系金融(外銀)

外資系金融という分類ではクレジットカード会社や外資系保険会社などが含まれますが、ここでは特に人気の高い外資系投資銀行について紹介します。

①外資系金融のビジネスモデル

主に資本市場や金融取引を中心に展開されています。これらの銀行は企業や政府に対して、資金調達や投資アドバイス、金融商品の提供などを行い、手数料や取引による収益を得ます。同時に、株式や債券の発行・取引、企業合併や買収のアドバイザリー、リスク管理なども提供し、顧客の資産運用や成長戦略を支援します。

簡単に言うと銀行業と証券会社が一つになったようなイメージでよいでしょう。

外資系企業ですので、社内での会話で英語を使う場面が多いのも特徴の一つです。

②具体的な職種

主にIBD(Investment Banking Division: 投資銀行部門)、マーケット、リサーチ、アセットマネジメントの四つの部門があります。

IBDは法人営業、マーケットは金融商品の販売、リサーチは市場や為替などの動向、世界情勢などを分析し、クライアントの投資先を検討する際の判断材料となるレポートの配信、アセットマネジメントは会社の資金の運用が主な仕事です。

金融業界_5

③求められるスキル

外資系銀行で特別に求められるスキルと言えば体力でしょう。特にIBDは勤務時間が長いというのは有名な話です。

また、完全実力主義ともいわれます。

常に高い実力を発揮し続けることのできることが必要になってきます。

④選考対策

外資系投資銀行は少し選考フローが一般企業と異なります。多くの企業でサマーインターンを行っていますが、外資系投資銀行の場合、サマーインターンが選考に直結するだけでなく、サマーインターンでのみ採用を行っている場合さえあります。

ここではサマーインターンへの選考フローとその対策を説明します。

大まかな流れとしては

ES→WEBテスト→録画面接→グループディスカッション→ケース面接、といった形です。

それぞれについての対策方法はここでは書ききれないので是非以下の過去記事をご参考にしてください。

海外大生も対策必須!Webテストの種類や対策方法を徹底解説

【海外大生の面接対策】録画面接とは?ESと同じ?注意点やコツをご紹介!

就活の肝・面接対策 日系と外資の違い、ケース面接やグループディスカッション対策などをチェック


外資系金融という分類ではクレジットカード会社や外資系保険会社などが含まれますが、ここでは特に人気の高い外資系投資銀行について紹介します。

①外資系金融のビジネスモデル

主に資本市場や金融取引を中心に展開されています。これらの銀行は企業や政府に対して、資金調達や投資アドバイス、金融商品の提供などを行い、手数料や取引による収益を得ます。同時に、株式や債券の発行・取引、企業合併や買収のアドバイザリー、リスク管理なども提供し、顧客の資産運用や成長戦略を支援します。

簡単に言うと銀行業と証券会社が一つになったようなイメージでよいでしょう。

外資系企業ですので、社内での会話で英語を使う場面が多いのも特徴の一つです。

②具体的な職種

主にIBD(Investment Banking Division: 投資銀行部門)、マーケット、リサーチ、アセットマネジメントの四つの部門があります。

IBDは法人営業、マーケットは金融商品の販売、リサーチは市場や為替などの動向、世界情勢などを分析し、クライアントの投資先を検討する際の判断材料となるレポートの配信、アセットマネジメントは会社の資金の運用が主な仕事です。

金融業界_5

③求められるスキル

外資系銀行で特別に求められるスキルと言えば体力でしょう。特にIBDは勤務時間が長いというのは有名な話です。

また、完全実力主義ともいわれます。

常に高い実力を発揮し続けることのできることが必要になってきます。

④選考対策

外資系投資銀行は少し選考フローが一般企業と異なります。多くの企業でサマーインターンを行っていますが、外資系投資銀行の場合、サマーインターンが選考に直結するだけでなく、サマーインターンでのみ採用を行っている場合さえあります。

ここではサマーインターンへの選考フローとその対策を説明します。

大まかな流れとしては

ES→WEBテスト→録画面接→グループディスカッション→ケース面接、といった形です。

それぞれについての対策方法はここでは書ききれないので是非以下の過去記事をご参考にしてください。

海外大生も対策必須!Webテストの種類や対策方法を徹底解説

【海外大生の面接対策】録画面接とは?ESと同じ?注意点やコツをご紹介!

就活の肝・面接対策 日系と外資の違い、ケース面接やグループディスカッション対策などをチェック











6.どんなスキルが活かせる?金融業界が海外大生におすすめな理由

6.どんなスキルが活かせる?金融業界が海外大生におすすめな理由

では、金融業界で海外大生が評価されるポイントはどこにあるでしょうか?

冒頭の”金融業界の動向”でも述べましたが、少子化などによる国内市場の縮小傾向に伴い、金融業界全体で海外進出が盛んにおこなわれています。

例えば銀行業界では多くの企業で海外企業との取引を専門とするグローバルバンキング部門が存在します。

また、金融業界内の多くの企業で、入社後すぐに就労ビザを取得し次第海外の勤務地に異動するといったキャリアコースを前提とした入社フローも存在します。そのため、企業によっては海外経験を持つ学生を主対象とする募集が行われています。

このように、海外駐在や、国内でのグローバル部門のように、海外経験を活かせるポジションが存在します。

企業との間での密なコミュニケーションが求められる金融業界では、海外企業との取引を見据えてグローバルコミュニケーション能力が求められるでしょう。単なる語学力にとどまらず、異なる価値観の理解があり、海外視点で物事を考えられる海外大生は、この点で有利であると言えます。

外資系の金融機関では、公用語英語のケースもあるため、語学力という点でもよりバックグラウンドを活かして働ける環境となります。

金融業界_6


では、金融業界で海外大生が評価されるポイントはどこにあるでしょうか?

冒頭の”金融業界の動向”でも述べましたが、少子化などによる国内市場の縮小傾向に伴い、金融業界全体で海外進出が盛んにおこなわれています。

例えば銀行業界では多くの企業で海外企業との取引を専門とするグローバルバンキング部門が存在します。

また、金融業界内の多くの企業で、入社後すぐに就労ビザを取得し次第海外の勤務地に異動するといったキャリアコースを前提とした入社フローも存在します。そのため、企業によっては海外経験を持つ学生を主対象とする募集が行われています。

このように、海外駐在や、国内でのグローバル部門のように、海外経験を活かせるポジションが存在します。

企業との間での密なコミュニケーションが求められる金融業界では、海外企業との取引を見据えてグローバルコミュニケーション能力が求められるでしょう。単なる語学力にとどまらず、異なる価値観の理解があり、海外視点で物事を考えられる海外大生は、この点で有利であると言えます。

外資系の金融機関では、公用語英語のケースもあるため、語学力という点でもよりバックグラウンドを活かして働ける環境となります。

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7.まとめ

7.まとめ

いかがだったでしょうか。金融業界といっても幅広い職種、業務形態があります。

しかし、取り扱う商品や使う知識はどの職種でも似ており、その選考対策や、求められるスキル、トレンドなどは被る部分が多かったのではないでしょうか。実際、国内大手ファイナンシャルグループの中には異なる業種間の異動を積極的に行い、それぞれの社員に合ったキャリアを提供することを目指しているところもあります。

金融業界といっても多様ですが、海外大生の活躍の場面の多いであろう金融業界を就活における選択肢に入れてみるとキャリアの選択肢が広がるのではないでしょうか。

Connect Jobでは海外大学に正規留学する学生を対象にオンラインでキャリアカウンセリングを実施しております。キャリアに関する相談をなんでも受け付けておりますので、是非ご利用ください!

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いかがだったでしょうか。金融業界といっても幅広い職種、業務形態があります。

しかし、取り扱う商品や使う知識はどの職種でも似ており、その選考対策や、求められるスキル、トレンドなどは被る部分が多かったのではないでしょうか。実際、国内大手ファイナンシャルグループの中には異なる業種間の異動を積極的に行い、それぞれの社員に合ったキャリアを提供することを目指しているところもあります。

金融業界といっても多様ですが、海外大生の活躍の場面の多いであろう金融業界を就活における選択肢に入れてみるとキャリアの選択肢が広がるのではないでしょうか。

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